オープンカット工法とも呼ばれる。
地表面を掘り下げてトンネルの構造物を構築し、後で埋め戻す工法。
地表面に近い部分や、駅のように大規模になる施設の構築に用いられる。
初期(1960年代まで)に建設された地下鉄では主流の工法であったが、1970年代以降は地下鉄網の拡充からより深い位置にトンネルを建設せざるを得なくなり、駅部分を除いてはシールド工法が主体となっている。
また開削工法にシールド工法を組み合わせた工法としてオープンシールド工法がある。
例:東京地下鉄南北線の後楽園駅
ケーソン製作
ケーソンを地上で構築する
基礎工事
ケーソンを設置する部分に平らな穴を掘っておく(海中)
曳航
両端をバルクヘッドという蓋で閉塞して浮上後、船で目的の位置まで牽引する。
埋設・埋め戻し
アンカーワイヤーで位置を調整をしながら、所定の位置に設置する。
内部構築
内部の仕切り壁などを構築する。
完成
側部と上部を埋戻して完成